すめらぎいやさかとはどういう意味か

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元号が変わり、新しい時代が始まった令和元年5月のことでした。

私はインターネット中継で天皇陛下のおことばを拝聴していたのですが、
視聴者のコメントに

「すめらぎいやさか」
「すめらみこといやさか」

という言葉がちらほら…。

「すめらぎ」も「いやさか」も単語としては聞いたことがありましたが、
一体どういう意味なんでしょうか。
気になったので調べてみました。

すめらぎいやさかの意味とは

すめらぎいやさか

漢字では「天皇弥栄」と書きます。
厳密に言うと旧字体の「彌榮」を使うようです。

漢字にすると意味がなんとなく分かりますね。

「すめらぎいやさか」は、
「すめらぎ」と「いやさか」の2つの語句からできています。

すめらぎの意味

まず、「天皇」は日本古来の言葉(大和言葉と言います)で

「すめらき」
「すめらぎ」
「すめろぎ」
「すめらみこと」

などと読みます。
意味は漢字の通り、天皇を指します。

いやさかの意味

続く言葉がいやさか、「彌榮」ですが、

「彌」は花が咲きほこる様子を表す漢字で、「ますます」という意味を持ちます。

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「榮」は日常使っている通り、「栄える」という意味です。

「彌榮」は「ますます栄える」という意味なんですね。

つまり、「天皇彌榮」で
「天皇の世がますます栄える」

天皇の世がますます栄えますように
天皇の御代が末永く続くように

という日本人の願いのこもった言葉なのです。

「すめらぎいやさか」「すめらみこといやさか」読み方で意味に違いがある?

「天皇」の読み方には複数の読みがあるという話をしましたが、
これは「すめらぎ(すめらき・すめろぎ)」と「すめらみこと」
の大きく分けて2つに分けられます。

すめらみこと
は「現在の天皇陛下」を指し、

すめらぎ
の場合には「代々続く天皇の世」の意があるとのことです。

同じ漢字、同じ言葉でも読み方によって意味が変わってくるんですね。

ですが、
最も発音しやすいという理由から
現代では「すめらぎ」と読む場合が多い、との説もあるようです。

まとめ

すめらぎいやさか
すめらみこといやさか

耳慣れない言葉ですが、
古来からの日本人の願いが込められた言葉だったのですね。

これを機に、大和言葉について調べてみるもの面白いかも知れません。

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