支援物資の送り方!迷惑にならないために気をつけること

マナー・雑学

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いつ起こるか分からない自然災害。
特に近年は毎年のように水害が発生し、
ボランティアや募金、物資の支援などの募集も
昔に比べて増えているように感じます。

被災して困っている人を助けたい!
と気持ちが急くのも分かりますが、
まずはちょっと待ってください。一旦落ち着きましょう。

支援物資の送り方にも気を付けたいポイントがあります。

支援物資を送る時は
必要なものを、種類ごとにまとめて
送ってください。

詳しく説明していきますね。

支援物資の送り方1、情報収集

困っている人の力になりたいという気持ちは大切ですが、
日用品や非常食、あるいは毛布などを
ただ送ればいいというわけではありません。

物資の支援の話と一緒にちょくちょく耳にするのが
支援物資として迷惑なものが送られてくる、
支援物資が余っている、
という噂です。

使えない物を送って迷惑になることがあっては
本末転倒になってしまいます。

 

ここで重要なのは
①支援物資を受け付けているか
②どんな品物を必要としているか

をきちんと把握することです。

 

まず、支援をしたい地域の自治体等が
個人からの支援物資を受け付けているかどうかを調べます。

災害の規模や状況によっては
法人や団体からの支援のみを募っている場合もありますし、
そもそも支援物資を受け付けていない場合もあります。

受け入れる側の都合がありますので、
勝手に物資を送ることはかえって迷惑になってしまいます。

調べる際は、各自治体や支援団体の公式ホームページ、公式SNSなどの
確かな情報を選びましょう。

なお、現地の自治体等に電話で確認することは決してしないでください。
被災地はそれどころじゃないです。
ホームページ等でアナウンスがなかった場合でも、
行動を起こさずに待っていてください。

支援物資を受け付けている場合は、
送り先と一緒に、どういった物が必要か記載してあることがほとんどです。
※例:紙オムツ、ウェットティッシュ、女性用の肌着、など

また、逆に「○○は十分な量があります」など
必要ではないものも併せて記載していることもあります。

受け入れ先が必要としているものだけを送ってください。
そこに記載のないものを送ってはいけません。

それから、一応書きますが…
汚れた毛布やボロボロの服などを送る人がいるそうです。
綺麗かどうかは主観なので、判断が難しいかも知れませんが、
極力新品がいいですね。
そうでない場合はバザーやフリーマーケットに出せるレベルのもの、
を目安にするといいかと思います。

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「少し傷んでいたり汚れていたりするけど、
物がなくて困っているならこれでも助かるだろう」
という考えで送ろうとしているのなら、その品物は送らないでください。

支援物資の送り方2、梱包の時に気を付けること

必要な物資を確認し、調達したらダンボールに入れて送ります。

ここで気を付ける点は2つです。
①1つのダンボールに入れる物資は1種類にする
②ダンボールの外側に中身を明記する(目立つ太さと大きさで)

これだけです。

あ、あと
1人で持てる重さにする
というのも一応書いておきますね。
持てない重さのものは送らないとは思いますが、
現地で支援物資を運ぶ方が腰を痛めないように配慮しましょう。

支援物資は届いた先でも仕分けをしなければなりません。
なので、ダンボールを一目見れば、
これはおむつが入っているんだな!
こっちはゼリー飲料の箱だな!
などと分かる状態がベストです。

ダンボールの天面からでも側面からでも分かる方が良いと思います。

太いマジックペンで書いても良いし、
大きく印字した紙を貼るのも良いです。

避難所などで支援物資を管理する場合は種類ごとにまとめるかと思いますので、
同じダンボールに複数の種類の物資を入れてしまうと
ダンボールを開けて仕分ける必要が出てしまいます。

もしどうしても2種類以上同梱するとしたら、
緩衝材の代わりにタオルを詰める、くらいでしょうか…。
それでもあまり推奨はしませんが。

ちなみに、私自身の経験を話すと
自分の住んでいる自治体が被災地へ送る物資を募っていたので
そこへ物資を持参したことがあります。

ウェットティッシュ1箱とゼリー飲料1箱だったのですが、
ダンボールに中身の品名が書いてあることを、
受け付けのスタッフさんにものすごく感謝されました。

「みんな何でも詰めて持ってくるので、
全部開けて仕分けないといけないんです…」
と、かなり大変そうでした。
仕分けをするのが被災地の人ではなかったのが不幸中の幸いかも知れませんが、
物資を持参する各々が気を付ければ済む話なので、
徹底して欲しいです。

まとめ

支援物資を送る時は
必要なものを、種類ごとにまとめて!

ご理解いただけたでしょうか。

ぜひ守ってほしい…
と言うか、守れないなら送らない方がいいまである事項です。

困っている人を助けたい気持ちは素晴らしいものですので、
かえって困っている人の迷惑になることがないように、
善意の押しつけにならないように、
スマートに支援をしましょう。

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