今日の夕食、何にしようか・・・?
毎日毎日、献立を考えるのは大変ですよね。
でも、今日はそういう話ではなくて
自炊した料理を食べるというのは
とても大切なこと・・・という話です。
これが食べられれば幸せ!
誰しもそんな食べ物があると思います。
でも今は、大好きなはずのあの料理も食べたいと思わない。
コンビニで、あるいはスーパーで、
美味しそうなお惣菜やお菓子が
たくさん並んでいるけれど、手が伸びない。
お腹はすいているのに、
これを食べたら美味しいだろうなぁ・・・と思えるものが何もない。
まさに、食べたいものがわからない。
結局、手軽なジャンクフードやお菓子をお腹に入れてやり過ごしてしまう。
そんな経験、ありませんか?
私は何度か、この症状で困ったことがあります。
何かあるとすぐにネットで調べるクセがあるので、
この時も調べたのですが、
ヒットするのはその日の献立を決めるための情報ばかり・・・。
生きていくうえで大切な「食べること」
その楽しみ・喜びを感じられないって結構ツライんですよね。
とくに体の調子が悪いわけではない。
何かを食べて、まるで美味しくないわけでもない。
・・・でも、食べないで生きて行けるのなら
食べなくても構わない。
どうしてだろう。何がいけないのだろう?
その答えは、手料理にあったのかも知れません。
食べたいものがわからない日が続いていたある日、
立ち寄ったスーパーでもコンビニでも、
とうとう何も買うことができずに帰宅しました。
それでもお腹は空いているので、
味噌汁を作ることにしたのですが
その味噌汁を口にした時、
すごく
すごーく
ほっ としたのです。
冷凍庫にあった野菜を入れて
顆粒だしと味噌を溶いただけの、手抜きも手抜きな味噌汁。
味見もしていないので、たぶん味噌は薄かったと思います。
その、ただ薄いだけの味がとても優しく感じました。
思えばその頃は何かといそがしく、
もうずっと料理なんてしていませんでしたし、
そんな生活を始めた当初は、食べたいな・・・
と思っていた芋の煮っ転がしや出身地の郷土料理も
いつの間にか忘れてしまっていました。
もし、食べたいものが分からなくなっているのでしたら
できれば、あなたの家族の手料理を食べに帰ってください。
難しければ、どんなに簡単でもいいので
ご自身で素材から料理を作って食べてみてください。
きっと、あの頃のように美味しいですよ。